夏のパンは過発酵する…
ある朝またしても(実は2回目…)パンが失敗に終わり、朝から失意の中おにぎりをにぎった私です…泣。。5時前から起きだし抱っこ魔と化していた息子を、30分ほど抱っこしながら部屋をウロウロしたあげくの惨事だったので、失敗のパンの写真撮り忘れました(笑)
まあ、なんというかぜんぜん膨らんでなくて、発酵途中(たぶん)であふれだした生地がHBの容器から漏れて中で焦げ付いてました。加熱するヒーターのまわりに焦げた生地がクッキーみたいに焼きあがってました。これはマズイ事になった…とへこみましたが、夫の一言に闘志がわいてきましたよ。
「うまくいかないことが多いなら焼くのやめたほうがいいんじゃないの?」
にゃにゃ、何を~っっ!!
料理なんて失敗しながらの試行錯誤の繰り返しなのだよ、君。うまくいかないからってやめていたら、レパートリーは増えないのだよ、君。知らないだろうけど、何回も失敗してうまくなったレシピもたくさんあるのだよ、君よ。と、やめろと言われると逆に燃えるスイッチが入りましてメンタル復活しました。逆にありがとう!夫よ。
で、ちょっと過発酵について調べてみたら、我が家のパンとよく似たお姿の過発酵パンたちの画像がドンドン出てきまして。。つまり、成功したと思っていたパンも実際は過発酵だけどなんとか形になりました…というパンだったのだと。よく膨らむなあ~なんて感心してましたが(笑)
下の写真のパンなんかも、てっぺんが陥没しちゃってる。これも過発酵あるあるみたい。
過発酵を防ぐには、粉を冷蔵庫で冷やすとか(すでに冷蔵庫で保管してあるためクリア)、水の温度を5度にするとか。水の量を減らすとか。ほ~、なるほどね。
あと、夏場はタイマー予約しちゃうと冷やしたもろもろが意味なくなるのでやめたほうがいいみたい。そりゃそうだ。
そういう事をふまえまして、今回は昼間に冷やした粉と、冷やした水でチャレンジ。水の分量はそのままでやってみました(分量を暗記しちゃってるので間違わないためにも)。他もすべてレシピ通り。
変えたことがもう一つ。
以前は寝る前にタイマー予約する際、ソフトというコースを選択していました。きめの細かい柔らかい仕上がりになるコースです。そのコースだと5時間ほどかかります。寝かしの時間や発酵の回数、時間がコースによって違うんですね。
HBの取説によりますと…
言葉では難しいので写真をパチリ。
●4時間と書いてあるのは通常の食パンコース。
●2時間というのが早焼きコース。
●5時間がソフトコース。
時間は約何時間ということで、正確に何分ねかして、何分発酵させるのか不明です。「ベーカリーがしてくれます」と書かれているとおり、HBに任せておきなさいよという感じ。室温や焼き色、予約などの条件によって変化しますとも書かれています。そんな臨機応変なのか、すごいじゃないか。と思ったけど、実際は過発酵しちゃってますから、夏の暑さには対応できないようです(笑)。
で、今回試したのは2時間の早焼きコース。水や粉が冷たいうちに練りとか、発酵が終わるように。それと、昼間はいろいろやることもあって5時間後に手があいてるかどうか読めないので。2時間後なら予定もたちます。早焼きでちゃんと柔らかいパンが焼けるのか心配でしたが、結果は何の問題もありませんでした。
いざ焼き上がり、蓋オープン!
わー!!まともなフォルムー!!
お化けキノコみたいになってません。でもしっかり膨らんでる。
このまま、冷めるまで待機。水を冷やしただけで、しかも早焼きコースで時短なのに素晴らしい仕上がり。なんだ、なんだ大成功じゃないか~。ルンルンルン♪
冷めたらビニル袋で保湿。翌朝までそのまま保管です。
はい、翌朝でございます。
焼き立てパンはカットが本当に難しいですが、一晩たてば普通の包丁ですんなりカット。包丁が写真に写っていて、なんか怖いですね。すみません。こういう普通の包丁で切れました。
きめの細かさも問題なく、焼き立てよりしっとりやわらかでした。パンの耳もそのまま息子が食べられるやわらかさ。ほんのり甘くて、ベーカリーのお高い食パンに負けてないです。自画自賛すみません(笑)もちろん、すごいのはこのレシピとHBです。
二時間でこれが焼けるなら、ますます手軽に準備できます。息子の昼寝の間に焼けちゃいますよ。バンザイ!
HB任せで簡単に焼けるとは言え、やはり季節や環境によって工夫が必要なんですね。手ごねでパンを焼く人たちには当たり前のことでしょうが、最初からHB頼みの私のような初心者にはこんなことも勉強です。
冬に焼くとしたら、どうなるんですかね?2時間コースだとダメな場合もあったりして?水をお湯にするとか?気がはやいですが、秋のパン焼きが気になってしまったり(笑)。そのころには飽きてると思いますけどね。
みなさま、本日もよい一日を!